二の腕の痛みと関連する周辺の異常について
二の腕は、一般的に肩からひじにかけての範囲における、脇に近い内側の部分を指して使われる呼び名です。
この部分に痛みが走る場合、まず一般的にはその部分の筋肉に張りや筋損傷などの異常が起きているケースが考えられます。
しかし一方で、筋肉を使った記憶が無いにもかかわらずこの範囲の異常を感じている場合、その異常は他の異常が引き金となって引き起こされているケースも挙げられます。
その主たるものとされているのが、肩や肩甲骨、あるいは手や指、ひじなどの筋肉や腱の疲労や怪我です。
もともと二の腕は、これら腕の末端から胴体側にかけての通過点に位置する組織となっているため、末端側あるいは胴体側いずれかの異常が起きると、その影響が連動しやすい部分となっています。
したがって、こうした場合、手や指を長時間使ったり、肩や肩甲骨の筋肉に緊張やズレが起きたりしていないかを確認することが必要とされています。
仮に、周辺筋肉のバランスに緊張やズレが生じた場合、痛みを感じる部分に直接湿布などの対処を施しても効果が無く、バランスを整えたり、怪我の治療を行ったりする必要があります。
裏を返せば、二の腕の異常がこうした異常のサインとなっている可能性があるため、改善がみられない場合には、整形外科などの受診も視野に入れることをお勧めします。
特に、左右非対称な姿勢で行うことがあるスポーツの経験や、長時間のデスクワークや家事など、同一姿勢で過ごす、荷物を片方の腕で持つ癖がある、などの場合には、他の部分に異常が起きる確率が高いとされています。
この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています
- 膝周辺のむくみと関連した症状
- 症候性肥満の細かな種類と原因について
- むくみは、静脈の異常を考えられ下肢静脈瘤の疑いもあります
- 心不全とむくみとの関係と特徴による症状の出方
- 肥満がアレルギーを誘発しやすくなる仕組み
- むくみが一因となって起きるセルライトの基礎知識
- 様々な原因がある骨盤の痛み
カテゴリー:二の腕