妊娠中の病気と胎児のむくみ
妊娠すれば誰しも、赤ちゃんが元気に生まれてくる事を願うものです。
しかし、お腹の中の生命を授かる事によってストレスやアレルギー、ビタミン不足など様々な生理現象が起き、抵抗力が弱まり病気を患い易い身体になります。
胎児に大きな影響を及ぼす感染症もありますので妊娠中は特に注意が必要です。
妊娠4週~20週にかかると赤ちゃんが難聴、白内障や緑内障、心臓疾患といった先天性風疹症候群を起こすと言われているのが風疹で、風疹の感染が全て先天性風疹症候群を起こすわけではありませんが、抗体が十分にないお母さんは特に注意が必要な病気と言えます。
ワクチン接種が最も確かな予防策ですが、妊娠中のワクチン接種は避けるべきなので、妊娠可能な女性はあらかじめワクチン接種を行なった方が望ましいです。
また、接種後2ヶ月間は妊娠を控えなければなりません。
他にも注意すべき感染症に、幼児がかかりやすいリンゴ病が挙げられます。
比較的感染力の弱いウイルスですが、免疫力の低下している妊娠中では感染する事もあるので軽視してはいけません。
リンゴ病に初感染して発症すると約30%が胎盤を通して赤ちゃんにも感染し、赤血球が破壊され胎児は全身がむくみ、重い貧血の症状が現れて最悪の場合流産する事もあります。
リンゴ病のウイルスは現在のところ予防となる抗ウイルス剤の開発はされておらず、対症療法が治療の基本となっています。
風疹もリンゴ病も咳やクシャミなどの飛まつ感染でうつるので、外出先から戻ったらうがいと手洗いを徹底し、外出中もマスクを着用するなどして胎児を守りましょう。
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