妊娠中のむくみについて

むくみとは血液中の水分が血管やリンパ管の外に染み出し、皮膚の下に溜まった状態の事を言います。
血液の液体部分である血しょう成分は、栄養や酸素を腎臓や肺などの組織に運び、通常は血液に戻ります。

詳しく言えば、血しょう成分は血液と共に動脈を通り、細胞に液体となって栄養や酸素を届け、細胞で使われて二酸化炭素や老廃物になった成分を回収し、再び血しょう成分となって静脈やリンパ管を通って心臓に戻ります。

しかし、静脈の働きが悪かったり、リンパ液がスムーズに流れなかったりすると血しょう成分が血液に戻れず、細胞と細胞の間に余分な水分が溜まる事によってむくむのです。

そして、妊婦の全体の3割はこの症状が現れると言われており、以前は妊娠中毒症に結び付けられていましたが、最近は妊娠中の生理反応だと考えられるようになりました。
女性は妊娠すると身体に色々な変化が起こり、タンパク質やビタミンB1の欠乏、血行障害、貧血などの症状が現れ、これらがむくみの原因となるのです。

また、後期になると赤ちゃんに沢山の血液を運べるよう、母体の血管の通りを良くして血液中の水分量が増えます。
更にお腹がどんどん大きくなり、脚の付け根の大きな血管が圧迫されるので心臓に血液が戻りにくくなります。

対策としては、足を高くして寝る、塩分を控える、身体を冷やさないようにする、長時間立ちっぱなしの姿勢でいない、マッサージをするといった事が挙げられます。
しかし、蛋白尿や高血圧を伴う場合は中毒症の可能性の心配もあるので、主治医に相談し、ストレスや過労を溜めないように心がけましょう。

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カテゴリー:むくみ

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