高齢者は筋肉と水分の割合が少なくなり、脂肪が多くなって肥満になりやすくなります
肥満とは、体に脂肪が過剰に蓄積された状態のことを指します。
日本ではこの基準を厳しく設定しているので、国民が意識して自分の健康管理を行っていますが、若い時はいくら食べても太らないという人も、年齢と共に体重は変わらないのにお腹周りが気になる、女性の場合は50歳を過ぎてから急に太り出したなどという悩みを抱えている人は多くいます。
そして、そのまま気にせずに年齢を重ねていくことで高齢者の肥満が増加してしまうのです。太ってしまう原因はエネルギーの過剰摂取と運動不足がです。
お腹周りに溜まった脂肪は内臓脂肪と言われ、臓器にくっつくことで様々な病気を引き起こします。
若い時は代謝がよく、筋肉量もあって、食べても消費できる能力が備わっていましたが、歳と共に水分量や筋力はどんどん低下していき、生理的に脂肪の比率が高くなるのです。
一般的に女性は皮下脂肪型と言われていて、内臓脂肪型は男性に多いと言われていますが、女性も更年期を迎えた後は、女性ホルモンの減少によって内臓脂肪が付きやすくなり、太りやすくなる傾向があります。
解消法としては適度な運動と食事療法が最適で、特に高齢者になると、運動をするといっても急激な運動や無理な運動は、足腰の弱っている状態で行うと転倒や骨折などの危険性がありますので、まずは散歩やウォーキングといった軽いメニューから行うようにしてください。
また、食事はよく噛むようにしましょう。
咀嚼は満腹中枢を刺激して中性脂肪を分解する働きがあります。
介護が必要な場合でも、咀嚼は意識するとよいでしょう。
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