日本での肥満人口は、ここ最近の結果は横ばいの状態が続いています
近年、メタボリックシンドロームやコレステロールという言葉をよく耳にすることがあり、太り気味の人は生活習慣病予防のためにダイエットを試みる人が増えています。
日本での肥満の基準は欧米などと比べると厳しく設定されていて、世界から見たら少ない方ではありますが、厚生労働省の国民健康栄養調査によると、肥満人口の割合は男性がおよそ3割、女性がおよそ2割となっています。
年代別に比べると男性は40代、50代が最も高い数値で、女性は年齢が上がるにつれて肥満の割合が多くなり、70代以上でおよそ25%という数値が出ています。
昭和51年から比較すると男性の肥満の割合は倍増していますがここ数年は横ばいの傾向になっていて、女性はほとんど変わらず横ばいの状態が続いています。
世界の肥満人口は21億人と言われていて、1980年には8億8,500万人だった過体重、肥満の人数は2013年に21億人と2.5倍にまで増加しました。
割合では男性が37%、女性が38%で、先進国での男性の過体重、肥満率が上昇し、発展途上国では女性の割合が増加している傾向にあります。
肥満者が最も多い国はアメリカで8,690万人、続いて中国が6,200万人、3位がインドで4,040万人となっています。
最近では子供や若者に肥満の増加傾向がみられ、日本でも小児肥満に対応する医療機関があります。
やはり肥満になると年齢に関係なく糖尿病や心血管疾患、慢性腎臓病などの発症率が上がるので、体重管理には気を配りましょう。
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