漢方の医学では、肥満は大きく分けて2つのタイプに分かれます

日本の病院では主に西洋医学の考え方が多く取り入れられていますが、脂肪が過剰に蓄積した状態で体格指数のBMI数値が25以上を示していると肥満と診断されます。

この数値は、22の時に最も病気になる率が低くなるという統計成績に基づいており、この他にも、医学的に糖尿病や高脂血症、高血圧など明らかな疾患がみられる場合や、疾患が無くてもCTで内臓脂肪が確認された場合などは肥満症と診断されます。
治療法は食生活の見直しや不規則な生活の改善、適度な運動などが勧められます。

一方で、漢方の医学では概念である虚、実や気、血、水の状態からどちらかを診断していき、大きく2つのタイプに分けられます。
一つは固太りタイプで、主に食事のとりすぎによって起こるものと考えられ、筋肉質でがっちりしており、便秘やのぼせといった症状があるタイプです。

もう一つは水太りタイプで、主に消化吸収されたものや摂取した水分がスムーズに排出されないために起こると考えられていて、色白でむくみや多汗の症状がみられ、胃腸が弱いタイプに分かれます。

漢方薬もそれぞれのタイプに合ったものを用いるようになり、固太りタイプに最もよく使われているのが防風通聖散で、脂肪組織が減少する効果が研究の結果から明らかになっていて注目されています。他には大柴胡湯を使用することもありますが、どちらにも下剤成分の大黄が含まれているので、下痢をしやすい人にはお勧めできません。

また、水太りタイプには利尿作用のある防己黄耆湯がよく使用され、他には五苓散も使う場合もあります。
また、ストレスによる過食などは気の異常があると診断され、柴胡加竜骨牡蛎湯や大承気湯などが使用されます。

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カテゴリー:肥満

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