先進国は肥満大国になっています
世界的に見て、肥満というのは先進国において問題になっています。
そのため肥満というのは、先進国が多く存在する西欧諸国に多いという現状があります。
一方で、先進国の少ないアジアやアフリカなどの地域では、肥満の人というのは全体的に少ないです。
勿論地域性だけでは語れないこともありますが、こうした地域性が浮かんでくる理由として、先進国における食生活とライフスタイルが挙げられます。
先進国というのは、まず、西欧における産業革命が始まって以降に、西欧諸国がどんどん経済発展をしてきました。
西欧における食生活は、農耕民族ではありませんから、基本的に狩猟民族としての肉食生活が基本になっています。
このため、どうしても野菜などを摂取する食事が少なく、肉食というのはカロリーが高いために、過剰に摂取すると必然的に肥満になりやすいというポイントがあります。
また、先進国というのは、基本的には工業化に成功した国が多いので、工業化するということは、あまり体を動かさない生活です。
西欧においても、多くの労働は体を動かして行っていたのですが、機械化によって体を動かすことが少なくなりました。
例えば、移動をするのに電車やバスや自動車を使いますから、あまり歩かなくなります。
農作業においても、機械化が進んできて、トラクターなどで耕したり収穫をするようになりました。
このように、西欧的な食生活とライフスタイルの変化が、肥満大国になる要因になっているのです。
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