肥満細胞腫とはどんな病気でしょうか

肥満細胞腫とは、いわゆるカロリー過多による脂肪の付き過ぎの肥満とは関係がありません。
哺乳類の身体には、肥満細胞、別名マスト細胞という免疫機能を司る細胞があります。

なぜ肥満細胞と呼ばれるかというと、細胞自体が肥満したように膨れあがっているように見えるからです。
身体に異物が侵入した時に、この細胞からヒスタミンやヘパリンという物質を放出して、患部に炎症を起こすことで免疫機能を高める役割を果たしています。

例えば花粉が鼻から侵入した時は、鼻水が出て花粉を流し出します。
虫さされで赤く腫れ上がるのも免疫機能の表れです。
この反応が過剰になると、花粉症やアナフィラキシーショックというようなアレルギーの症状になります。

肥満細胞は、全身のどこにでもあります。
それが腫瘍化して膨れ上がると、肥満細胞腫と呼ばれます。
通常、犬に発症することが多い病気ですが、猫にも発症することがあります。
人間にも肥満細胞はありますが、腫瘍化することはごく稀です。

その原因ははっきりしていませんが、高齢の犬に発症することが多く、雌雄の差、犬種に関わりなく発症します。
肥満細胞腫は悪性腫瘍です。
切除をしても再発、転移を繰り返します。

また、皮膚に現れた細胞腫のしこりに触ることで、免疫機能が過剰に表れて、発疹が出たり嘔吐したりすることがあります。
これを腫瘍随伴症候群といいます。
治療としては、できるだけ大きく切除することがポイントとなります。

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カテゴリー:肥満

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