肥満とコレステロールとの誤解されやすい関係について
コレステロールとは、動物性のたんぱく質や脂肪を食事から摂取したり、肝臓で生成されたりすることにより、体内で生成される成分の1種です。
この成分は肥満になると、食べ過ぎたことによって体内で過剰になりやすく、過剰になったために悪玉成分が発生しやすくなります。
そしてそれら悪玉成分は、動脈硬化をはじめとした慢性的症状の原因となることでも知られています。
しかしながら、これのある無しは必ずしも太っているか否かだけでは判断できない特徴があります。
人によっては、一見痩せているにもかかわらず、血中の成分濃度が高い場合もあるためです。
逆に、太っている人でも血中の成分濃度が低いという場合もあります。
これは、コレステロールがすべての食品において、必ずしも高く含まれるとは言い切れないためです。
そのため、量を多く食べる人でも、摂取する動物性成分が少ない場合は、血中濃度が低く出ることもあります。
また、食事で摂取する分よりも、肝臓で生成される分の方が多く、食事を抑えたとしても肝臓からの生成量が多くなる場合もあることも理由の一つです。
したがって、血中での値が高いことが、肥満の人である、とは言い切れないことになります。
ただしその逆で、太っている人の場合は、摂取する動物性成分が比較的高い傾向があるために、血中成分濃度が高く出やすい傾向はあるとされています。
いずれの場合でも、先に述べたとおり、様々な症状の原因となる確率があるため、血中の成分濃度を抑えることは有効となります。
対策としては、魚に含まれるDHAやEPAなどの、血管を詰まらせる成分を溶かす成分を摂取したり、油の中でも分解しにくいトランス脂肪酸を含むものを避ける、などの方法が知られています。
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