症候性肥満の細かな種類と原因について

症候性肥満とは、肥満の中でもエネルギー摂取と消費のバランスが崩れて起きる、いわゆる食べ過ぎによるモノとは異なり、生活習慣や食習慣とは必ずしも関連しない症状による肥満のことを指します。

こうした肥満は患者自身が自発的に改善することは困難であり、早期に専門医の受診が奨められる症状と言えます。
症候性肥満にはその原因や症状の違いによって、さらにいくつかの種類に分けることができます。

第1のタイプとして中枢性肥満です。
これは脳内の食欲をコントロールする組織に何らかの異常が起きることが原因で、組織をコントロールする部分の総称である中枢が原因となるため、こうした名称で呼ばれています。

食欲は食事への欲求を司る摂食中枢と、満腹状態を知らせる満腹中枢によってコントロールされていますが、いずれも視床下部という脳内の部分に属するため、中枢性肥満は視床下部性肥満とも呼ばれ、この肥満は脳内の腫瘍や炎症によって、中枢が正常な動きができなくなることが原因です。

次にホルモンの異常で起きる内分泌性肥満です。
これは副腎皮質から出るコルチゾールが過剰になることによる食欲過剰や、甲状腺ホルモンやすい臓からのインスリンの欠乏によるエネルギー代謝・分解機能の低下により、栄養の分解吸収が上手くいかなくなることが原因です。

これもホルモンを分泌する臓器などに異常が起きることが発端となります。
3つ目に遺伝子の染色体に異常が起きることによる遺伝性肥満です。
これは先天的な症状と言えるもので、この肥満の場合は知能障害や肉体組織の未発達など、成長面で明らかな遅れが出ることが特徴です。

その他薬剤の副作用やアルコールによる臓器不全などが原因となる場合があると言われています。
いずれの場合でも、肥満に加えて頭痛や動悸、嘔吐や視力障害など、体に明らかな変調が出ることが多く、おかしな点がある場合は症候性肥満の可能性を疑うことも大切です。

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カテゴリー:肥満

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