肥満により子宮の環境が悪くなり、着床しにくかったり、卵が育ちにくいなどの不妊や、また出産時のリスクがあります
肥満になると、糖尿病や高血圧、脳梗塞、がんなど重大な病気を引き起こしやすくなります。
また、女性にとって深刻な問題として、不妊になりやすくなるとも言われています。
太るとなぜ妊娠しにくくなるかというと、原因はいくつかあります。
まず、特に下半身太りの人は下半身の血流が悪くなるため、子宮や卵巣を圧迫する上十分な栄養が行き渡らなくなります。
その結果、子宮の環境が悪くなり、着床しにくかったり、卵が育ちにくくなります。
また、痩せるにしろ太るにしろ、急激に体重が変化した人はホルモンの分泌に異常をきたしますので、排卵障害がおきやすくなります。
さらに、毎月の排卵が上手くいかず、多嚢胞性卵巣症候群という病気になることがあります。
これは卵巣内に液体が溜まり、卵巣が腫れて大きくなる症状で、月経不順や無月経の原因のひとつです。
また、たとえ妊娠したとしても、今度は妊娠中毒症になる可能性が出てきます。
高血圧や尿蛋白で検査をしますが、重度の場合には母子共に危険であるため、帝王切開になることがあります。
また、子供にとっても、巨大児や奇形といったリスクを負う可能性が大きくなります。
さらに、出産時も脂肪で産道が圧迫されるため、難産になりやすく、赤ちゃんの負担も大きくなります。
このように、妊娠を希望している女性にとって、肥満は解決しておきたい病気です。
ダイエットをする時は急激な減量を目指さず、ホルモンバランスをくずさないように健康的なやせ方をしましょう。
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