肥満になるメカニズムとそれに関連する肥満症の治療
人間には基礎代謝というシステムがありますが、人間は運動していなくても、代謝でエネルギーを使っています。
運動している時は、体の全身の動かすエネルギーが必要な為に、運動用のエネルギーを消費することになります。
その消費したエネルギーを食事などで賄って、食事による摂取エネルギーと、運動や代謝による消費エネルギーのバランスを取っているのが人間の体の仕組みです。
近年問題となっている肥満になるということは、摂取エネルギーより、代謝や運動による消費エネルギーが少ないということです。
肥満症という病気は、体の代謝機能が機能しなくなって、運動をしっかりやったり、食事制限しても肥満になるという病気です。
そのまま放置しておくと、余ったエネルギーが脂肪としてどんどん蓄積され、命にも関わる事態に陥ることもありえます。
当然ながら、肥満症の対策として体の代謝機能をあげていかなければならないのです。
その療法としては、病院での代謝に関する専門の医師にかかり、基礎代謝を上げる薬物療法を受ける方法が取れます。
この療法と合わせて、栄養士のアドバイスによる栄養のバランスが取れた食事療法や無理をしない運動療法で、肥満症を治療していきます。
ここで注意すべき点は、過度な食事制限をしないということです。
太った人でも、食事の偏りで栄養失調に陥る場合がありますので、バランスの良い運動と、タンパク質と野菜の多い食事をしていくことが重要になります。
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