体脂肪を減らすには有酸素運動がお勧めで、体内に取り込まれた酸素が脂肪と糖質を分解しエネルギーとして燃焼することが出来ます
体に蓄えられて出来た脂肪である体脂肪は、体温を保持したり内蔵器官を守って正常な位置に保ってくれたりと、私達が生命活動を続けていく上で欠かせない大事な働きをしています。重要な役割を果たすこうした脂肪ですが、過剰に溜まってしまうと肥満や高血圧、糖尿病といった様々な病気を引き起こし、病状の悪化にも繋がりかねません。
この体脂肪は、運動などによる消費エネルギーよりも食べる量の摂取エネルギーの方が多いと増えやすくなり、特に大人になると徐々に筋肉が落ち基礎代謝量が減るため、余計に脂肪として体内に溜まりやすくなります。
こうして蓄積されていった脂肪を燃焼して減らすためにはエネルギーとして消費する必要があるのですが、そのお勧めの方法に有酸素運動があります。
有酸素運動とは、軽く汗が出て少し息が弾む位の比較的緩やかな運動のことで、ウォーキングや水泳、ジョギングなどが挙げられます。
運動を始めると体内に取り込まれた酸素が脂肪と糖質を分解し、分解によって作られる脂肪酸の遊離脂肪酸が血液中に流れ出します。
この状態は脂肪がエネルギーとして燃焼される準備が整ったことを意味し、さらに運動を続ければ、遊離脂肪酸がエネルギーとなって燃え体脂肪が減ります。
遊離脂肪酸となって分解されても、上手く消費出来なければ再度脂肪へと戻ってしまいますので、確実に消費するには20分以上を目安に運動を続けることがポイントです。脂肪が気になる方はこういった方法を普段の生活に取り入れて、いつまでも健康でいられるように努めましょう。
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カテゴリー:体脂肪