女性の平均体脂肪率が男性より高い理由

一般に女性は男性よりも平均体脂肪率が高い傾向にあります。
どの程度高いかというと、概ね5パーセントから10パーセント程度と言われています。
これは生物学的に見ると、妊娠・出産に備えてエネルギーを体内に蓄積するためには脂肪が非常に効率が良いというのがひとつの理由です。

三大栄養素のうち、たんぱく質は1グラムにつき4キロカロリーを、炭水化物も1グラムにつき4キロカロリーのエネルギーを蓄えることができます。

それに対して脂質は1グラムにつき9キロカロリーのエネルギーを蓄えることが出来るのです。
脂肪はエネルギーを蓄えるのに非常に効果的な貯蔵方法です。

また、妊娠中に子宮を外敵から守るために、腹部を皮下脂肪で覆う必要があるというのも理由の1つです。
脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があるのは周知の事実ですが、女性は皮下脂肪がつきやすいと言われています。

これは、妊娠・出産の役割を担うにあたって、胎児の体温維持や腹部の外敵からの防御、衝撃緩和などの役割のために、燃焼しやすい内臓脂肪ではなくなかなか消費されにくい皮下脂肪を腹部やお尻に蓄えておく必要があるためです。

体のメカニズムとして見ると、女性はエストロゲンというホルモンの働きによって皮下脂肪がつきやすくなっています。
このエストロゲンの働きによって脂肪を蓄えることにより妊娠・出産の際エネルギー源を確保し、同時に外敵や衝撃からの子宮や胎児の保護を可能にします。

男性はこのような役割を担っておらず、古来における狩猟の役割を担ってきました。
その際に爆発的な筋力や瞬発力を必要とするため、男性は皮下脂肪よりも、筋力や燃焼しやすい内臓脂肪がつきやすくなっています。
男女の平均体脂肪の違いは、このようにして生じるのです。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:体脂肪

このページの先頭へ